日本語教育学会 2024 秋季大会で発表しました

2024年11月17日(日)に開催された日本語教育学会 2024年度秋季大会で口頭発表を行いました。

「外国人児童生徒教育を担う指導主事の視座―教育行政の総合性/専門性の狭間における模索過程―」というタイトルです。外国人児童生徒の教育については,文部科学省の「外国人児童生徒受入れの手引き」などでも教育委員会の役割の重要性がうたわれていますが,具体的にその教育委員会の指導主事がどのような視点で外国人児童生徒教育に関する職能と行政としての仕事を回していくのかは明らかになっていませんでした。

この発表では,必ずしも外国人児童生徒の教育を自治体で担っていく指導主事が,専門的業務と総合的業務の間の中でどのように模索していくのかを検討していきました。その上で,学校現場でよくいわれる「指導主事が動けば外国人児童生徒の教育はうまくいく」という言説自体を問い直し,どのような制度の上でどのような職能が動くのかを教育行政の視点から検討していきました。