『日本語教育』190号の特集「日本語教師養成・研修の最前線とその課題」の寄稿論文が掲載されました。
- 南浦涼介・瀬尾匡輝・田嶋美砂子「『教育としての統治』時代の日本語教師教育―統治への対応か陶冶への応答か―」
学校教育だけでなく,日本語教育でも研修や養成の話が花盛り。しかも「ついに時代がやってきた!」のような時代の空気すらあります。が,そうした中で,ややもすると施策や政策へ対応する責任(統治への対応)の話になりがちで。
そこに笑顔で全員で陥っていくことのリスクと,だからこそ重要な教師それ自体を育てる責任(陶冶への応答)をどう考えていくかという点の展望を書きました。
特集論文の最初ということで,これからの(日本語)教師教育の全体像をどう俯瞰するか,大枠の展望を書くというお題で,昨年コツコツ3名で頑張っておりました。(一番頑張ったのは,タイトルでラップのように韻をふんだことです! 実は英語タイトルも笑)
学会員でないと,2年後のJ-Stageでの公開を待たなければならず,必要な場合は https://www.nkg.or.jp/news/2025/2025_04_25.html から購入もできます。

